七尾研修旅行 
2015/11/10 Tue. 11:22 [edit]

昨日はコレクションプロジェクトの研修で七尾市美術館で開催されている「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観てきました。

この美術館の建築はとても素敵で、入口の展示パネルもとても凝っており、パッと目を引きます。

関連行事もこれから沢山あるようです。

美術館見学後は足を延ばし羽咋市まで。
あいにくの雨でしたがまずは気多大社の参拝から。

今日のもう一つの目的は折口信夫・春洋父子の歌碑とお墓を訪ねることでした。
松居氏は、京都二中に通っていたころに民俗学と出会い、柳田國男や折口信夫に影響を受け、
当時、折口信夫の「古代研究」というドクター論文がとても読みたかったと松居直自伝(ミネルヴァ書房)で語っています。

こちらが折口信夫の歌碑。
気多のむら 若葉くろずむ 時にきて 遠海原の 音を聴きをり 迢空
隣には子、春洋の歌碑が並んでいました。

折口信夫・春洋父子のお墓です。
もっとも苦しき たたかひに 最くるしみ 死にたる むかしの陸軍中尉 折口春洋
ならびにその 父 信夫の墓
墓石にはこのように刻まれていました。
折口が春洋の戦死を嘆き、自ら墓碑を選定し、昭和24年に建てたものです。
なんとも切ないお墓参りでした。
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