かつおきんや講演会 
2016/11/09 Wed. 17:29 [edit]

松居直コレクションプロジェクトの秋の企画として、11月5日(土)はかつおきんや氏をお迎えし講演会を開催しました。
講演のテーマは「昔ばなし」についてです。
空とこども絵本館では松居氏の監修のもと、これまでに民話絵本が3冊制作されていますので、とても興味深いテーマです。

かつお氏がご用意して下さったレジメを追ってお話が進んでいきました。
まず最初は「蛤貝の欠喉へ入りたる嬰児」という昔ばなし。
これは今から300年前に金沢に住んでいた森田小兵衛盛昌という藩士が書き残した「咄随筆」という本におさめられていたものなのだそうですが、ここに出て来ることば、一つ一つを丁寧に研究され、そこから物語を膨らませていかれる過程のお話は本当に楽しくあっという間に時間が経ってしまいました。

古い金沢の地図からどのあたりでその物語ができたかというお話を聴きながら、300年前の金沢に住んでいた人々の日常に思いを馳せます。

もっともっと聴いていたいお話でしたが、こちらの本で全文を読むことが出来ます。
ご興味のある方はぜひご一読ください。
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